ドールメーカー

The Dollmaker

Directed by Al Lougher

Uploaded by ALTER

あらすじ

最愛の一人息子ティミーを失った夫婦は”ドールメーカー”に依頼して、不思議な人形を作ってもらう。なんでも、その人物が着ていた服、髪の束そしてお気に入りの物を人形に組み合わせるだけで、その人形は生前の人物の姿を取り戻し動き、話せるようになるのだ。守らなければいけないルールはたった一つ”1時間以上その人形に触れ続けてはいけない”。息子を取り戻し歓喜する妻を不安そうに見つめる夫。だが人形のティミーは、彼らに元の幸せな家庭を運んではくれなかった。

今回の英単語

  • a lock (of hair) 頭髪の束、ほつれ髪

lockにこのような別の意味があるのに驚き、自分が忘れないためにもメモ。

  • brat 子供、ガキ <bræt>

基本的に悪い印象のある単語ですが、皮肉屋のドールメーカーが発していました。お客の子供にガキなんて普通は言いづらいですね…

  • spiritual 精神の、神聖な、教会の

反語はphysical。かたく宗教的な意味合いにも使われることがあるので、文面を読んで正しい意味を当てはめましょう。

  • vessel 大型の船、容器 <vés(ə)l>

容器という意味ではかたく古めかしい表現です。ファンタジー作品で魂の器…のように使われることもあります。

  • hourglass (1時間用の)砂時計

形容詞的に”くびれた”となる場合も。hourglass economyは”砂時計経済”。つまり富裕層と貧困層の割合が多く、中間層が少ない。どちらも砂時計の形に関連しています。

  • abuse 乱用、虐待、悪口

今回の作品では”乱用”の意味です。

  • deep down 心の底では
  • septic (傷口などが)細菌に感染した、敗血症の、腐敗の <séptɪk>

主にイギリスで使われます。敗血症に関しては”blood poisoning”との表現もあり。

  • slit を縦(横)に切る、切り開く <slɪt>

ファッションに詳しい方は聞いたことあると思います。スリットスカートという、通常のスカートに縦に切れ込みが入った服で使われているのが、このslitです。

感想

最後はほんのり悲しいお話でした。ドールメーカのセリフが好きで、例の決め台詞もさることながら”私の人形はドラッグのようなものだ。使って楽しい。だが乱用は危険だ。”はリズムが良くて心地よいです。奥さんが手首を裂いたシーンは真上からのアングル、唐突さもありドキッとさせられたお気に入りのシーンです。子ども(の人形)に食べさせていたご飯はおそらくまともなものではないかと思います。二人とも料理をする精神状態はすでに失っているかと。

私が気になったコメントは一つ。要約すると”多分この夫は妻を家の外に連れ出しては絶望し、家に戻ってはしばらくしてまた忘れ、外に連れ出すを何度も繰り返している”というもの。背筋が凍るような考察で私は好きです。

ALTERのチャンネルではアニメーションよりも短編映像作品が多いので、映画を観る時間はないが英語の作品を観たいという方におすすめです。もちろんセリフのない、少ない作品もあるので今度まとめておすすめ記事としてアップロードしようかと考えています。言葉の壁がある方でも一緒に楽しめるものは素敵ですよね。

Nobody ever asked for their money back.

“返金は一度も頼まれたことがないんだ。”

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